作業日誌

2023.11.19Bianchi C・SPORT 2 の修理を行いました!

ビアンキ C SPORT2 の修理を行いました!

リアスポークが数本折れてお持ち込みされました。
よく見るとドライブ側のスポークのほとんどが何かと接触して変形しているので、修理後 長持ちするようにドライブ側16本をすべて交換します。
同じ長さのスポークが店頭・メーカー在庫ともに現在欠品していた為、店在庫の長めのスポークをカットして先端を整えて適正な長さのスポークを作成します。
適性の長さにカットした後はネジを切っていきます。
作成したスポークを組付けていきます。
振れ取り台で調整して仕上げます。
ホイール修理が完了しました!
チェーンが摩耗して伸びていたのでチェーン交換とスプロケット交換も行いました。チェーンツールを使ってチェーンの摩耗具合を確かめますが、チェーンの隙間にツールの両端がはまったら交換の目安になります。
ディレイラーハンガー(写真中央のシルバーの部品)が内側に曲がっている為、画像右端のトップギアに入らなくなっていました。
ローギアに入れるとチェーンが内側に落ちてホイールと接触してしまいました。スポークの損傷はディレイラーハンガー曲がりによるチェーンやリアディレイラーとの接触によって発生したと思われます。
左が曲がったハンガーで右が新品のハンガーになります。ハンガーはわずかな変形でも変速機能に大きな影響を及ぼすだけでなく、別の部品の故障を誘発しますので曲がってしまった場合は早めの交換をおすすめします。

2023.11.18GIANT ESCAPE R DISC の修理を行いました!

ジャイアント エスケープ R ディスク の修理を行いました!

ディレイラーハンガーが曲がってしまっているので部品交換を行います。
左が曲がったハンガー。右が新品のハンガーです。曲がったまま使用すると変速の調子が悪くなり、一番軽いギアにした時にリアディレイラーを後輪に巻き込んでしまう恐れがあります。
ディレイラーハンガーを交換し、真っすぐになりました。
後輪のスポークが1本折れているので交換修理します。
同じ長さのスポークと取り替えてホイールの振れを取って調整します。
チェーンが摩耗して伸びきっていたので新品と交換します。
チェーンツールを使ってチェーンをつなげます。
スプロケットも摩耗していたので新品と交換します。摩耗の進んだチェーンとスプロケットはどちらか片方だけを交換した場合、うまく嚙み合わずに踏み込んだ時に抜けてしまう事があるので、同時交換がおすすめです。もしくはチェーンが伸び始めた段階で早めにチェーンのみを交換をすればスプロケットを継続して使うことができます。
ディレイラーハンガー、チェーン、スプロケット、リアスポーク交換の修理が完了しました!

2023.11.17シマノ クランク無償点検プログラム作業を行いました!

シマノ クランク無償点検プログラム作業を行いました!

FC-R9100 の 対象クランクを点検しました。
専用工具でクランクを外します。
チェーンリングも外します。
クランクアームを中性洗剤できれいに洗って、破損や亀裂がないかを確かめます。
こちらの個体は亀裂や破損は見つかりませんでした。
チェーンリングを取り付けてからクランクをバイクに戻して作業完了です。

2023.11.16KhoddaBloom FRANA TIAGRA を組み立てました!

お客様からご注文いただいた コーダーブルームのFRANA TIAGRA が約1か月待ちで入荷しましたので組み立てました!

箱から出した7分組みの状態から組み立てて仕上げます。
ハンドル、ホイール、ブレーキを取り付けて調整します。
フロントブレーキの調整
シフトワイヤーをつなげて変速調整をします。
組み上がりました!

2023.11.14Bianchi SPECIALISSIMA DISC の オーバーホールを行いました!

ビアンキ スペシャリシマ ディスク のオーバーホール(分解・洗浄)を行いました!

作業前・全体写真
作業前・ダウンチューブ
作業前・チェーンリング、チェーン
作業前・チェーン、スプロケット、ディスクブレーキ

クランクを外してから、圧入タイプのBBを取り外します。
反対側から専用工具でたたいて少しBBが出てきた状態です。
さらにたたくと、外れました。
BBを外したフレーム内部
ブレーキキャリパーを外してオイルも抜きます。
ハンドルを外します。
各パーツを外してフレームとフォークの状態になりました。
フレームを洗車剤で洗います。
水で流します。
エアーで水分を飛ばして乾かします。
パーツ類をさらに分解します。
ディグリーザーで外したパーツの汚れを落とします。
パーツ類を洗浄しました。
ホイールのハブも分解します。
ホイールのハブを洗浄します。
各パーツを洗浄した後は、分解したパーツ類を元に戻します。
ホイールのハブをグリスアップして調整してから取り付けます。
ヘッドパーツをグリスアップして組付けた後、フレームにブレーキホースを通していきます。
ケーブルフレーム内蔵タイプは通す箇所や順番が決まっている場合があります。
青色の専用ガイドツールを使いハンドル内部にブレーキホースを通していきます。
ハンドルの種類によってはホースの出口が狭かったり角度が急な場合は、通すのに苦戦する事があります。
ブレーキホースが通し終わったらハンドルをフレームに組付けます。
ホースを接続してからフロントブレーキに新しいオイルを注入し調整します。
リアブレーキも行います。
内部に気泡が残らないように角度を変えながら何度も行って仕上げます。
専用工具を使ってプレスフィットBBをフレームに圧入します。
BBの取り付けグリスは、接着性が高く音鳴り防止に効果的なワコーズのブレーキプロテクターを使う事が多いです。(一部のメーカーが推奨するBBの音鳴り対策のグリスになります。)
クランクや各パーツをフレームに組付けていきます。
作業が完了しました!オーバーホール後・全体写真
オーバーホール後・ダウンチューブ
オーバーホール後・チェーン、スプロケット、ディスクブレーキ
オーバーホール後・チェーンリング、チェーン、BBまわり
オーバーホール後・ハンドルまわり

2023.11.14作業日誌、はじめます。

皆様、いつもサイクランドマスナガをご利用いただき、誠にありがとうございます。今日から、私たちの日々の作業や店内の様子を綴る「作業日誌」をブログでお届けすることになりました。このブログを通じて、皆様にもっとサイクランドマスナガのことを身近に感じていただければと思います。

まずは、店内の様子から。朝、店を開けると、店内に並ぶ自転車がキラキラと光っております。それぞれの自転車には、これからの冒険が詰まっていると思うと、私たちもわくわくします。毎日のことではありますが、新しいモデルの組み立てや、お客様からお預かりした愛車のメンテナンスを行いました。手を動かしながら、いつも自転車がもたらす喜びを感じています。

私たちの日常は、自転車と共にある皆様の笑顔に支えられています。この「作業日誌」が、そんな皆様との絆をより深める一助となれば幸いです。これからも、皆様の自転車ライフを全力でサポートしていきます。どうぞよろしくお願いします。