2024.03.02Panaracer GRAVELKING が全面リニューアル!

【リニューアルの概要】

GRAVELKINGが登場してから10年が経過し、機材・フィールド・ユーザーの嗜好など様々な面でグラベルを取り巻く環境が変化してきました。

今回のリニューアルはこのようなトレンドの変化に対応し、また、新たなライディングスタイルを提案することを目的としています。
大きなトピックスとしては、

1.         トレッドコンパウンドの刷新

2.         タイヤ(ケーシング)構造の刷新・追加

3.         チューブレス運用を容易にするビード周りのアップデート

4.         新たなトレッドパターンの追加  があげられます。

1.    トレッドコンパウンドの刷新  -ZSG GRAVEL-

これまでのGRAVELKINGで使われていたZSG(Zero Slip Grip)Natural Compoundをベースとしたグラベル専用のZSG GRAVEL Compoundを新たに採用。 温度の変化に強く、コンディションを問わず安定したコンパウンド特性を保ちます。(クリンチャーモデルの700×26C,28Cは除く)

2. タイヤ構造の刷新・追加  -TuffTex-

 新開発TuffTexの高密度を誇るケーシングにより、前モデルよりもさらにしなやかな走りを実現。GRAVELKING+にはTuffTex+構造を採用し、耐パンク性能や転がり抵抗などで性能向上を実現しています。保護層の素材(下画像茶色部分)を変更し、さらに2重にすることでサイドカットへの耐性を高め、荒れたグラベルでの安心感をもたらします。

また、全く新しいシリーズとして、軽量性・乗り心地の良さにフォーカスしたGRAVELKING Rを展開します。通常モデルのGRAVELKINGよりもしなやかなケーシングを用いたTuffTex R構造を採用し、軽さや乗り心地の良さに優れたモデルです。

3. ビード周りのアップデート  -Bead Lock-

 チューブレス運用の心理的ハードルとなっているセットアップの難しさを払拭すべく、ビード周りを完全に再設計。「扱いやすいビードとは何か」を徹底的に検証し、リムへの簡単な装着とフロアポンプでの容易なビード上げを両立するBeadLockテクノロジーを確立しました。最新のフックレスリムにも対応しています。(クリンチャーモデルの700×26C,28Cは除く)

   4. 新規トレッドパターン(X1)の追加

 グラベルバイクの楽しみ方が多様化するにつれ、タイヤに求められる性能も多岐にわたります。GRAVELKING X1のトレッドパターンはグラベルバイクの広がり続けるフィールドに対応すべく設計されました。密集したノブで構成されるセンタートレッドは整った路面でスムーズに転がると同時に、溝の部分で地面にしっかりグリップ。独立したシャープなサイドノブはコーナリングの安定感をもたらし、よりアグレッシブなライディングを可能にします。舗装路メインのレクリエーション的な使い方にはもちろん、昨今盛り上がりを見せるグラベルレースにも適したトレッドパターンです。

Panaracer Corporation パナレーサー株式会社